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 第1週
 秋を告げる煙りと匂い「さんまの塩焼き」

幼いころ、石けりをしていた路地にさんまを焼く煙りと匂いが漂い始めると、子どもたちは「いちやーめた」と、家々へ走って帰りました。秋の食卓は、その香ばしい匂いとともに、豊かな収穫の時の訪れをイメージさせます。魚屋では豊漁のさんまが青い背と銀色の身を光らせています。目が澄んで、太ったものを選び、身から30センチ離して海塩をしっかりふり、よく熱した網にのせ、遠火の強めの火加減で、じっくり焼き上げます。四季の旬を大切に受け継ぐ、日本の家庭料理の秋の定番献立。新米とともに味わえば、このうえもないごちそうのひと皿に。



さんまの塩焼き
さんまの筒煮
栗の渋皮煮


中村成子さんの和菜
「さんまの塩焼き」


材料/4人分
さんま(鮮度のよいもの)……4尾
粗塩……適量
大根おろし……1/2カップ
かぼす……2個


作り方
1. さんまは丸のまま立て塩(海水程度の塩水に漬ける)をして、ざるにあげ、水気をきります。
2. 粗塩をパッとふって、15分ほどおき、よく熱した網にのせて焼きあげます。
3. 器に盛り、大根おろしとかぼすを絞っていただきます。
注目食材
さんま